胃カメラについて
胃カメラ検査を受けたいのですが、健康保険は適用になりますか?
食道や胃など上部消化管に何らかの症状を抱えている、治療中の疾患の経過を確認する必要があるなど、医師が必要と判断した場合や、健康診断の結果要精密検査の判定があった場合は、胃カメラ検査に健康保険が適用されます。一方、定期的にご自身の健康状態を確認しておきたいといった場合や人間ドックなどでは健康保険の適用されない自由診療となります。
胃カメラ検査は体調や症状などによって受けられないことがありますか?
胃潰瘍で吐血や下血をおこしたケースや、胃アニサキス症で激痛があるケースでも胃カメラ検査は可能です。一方で、高熱がある場合や絶食ができておらず胃が空になっていないようなケースでは、検査ができないと判断することもあります。ケースバイケースですので、まずはご相談ください。
胃カメラ検査の費用はどのぐらいでしょう?
健康保険適用、自由診療などで異なります。健康保険適用の場合は以下が目安となります。
健康保険適用の場合 | 1割負担の方 | 3割負担の方 |
---|---|---|
胃カメラ検査のみの場合 | 約1,500円 | 約4,000円 |
※診察料や事前検査の費用などは別途必要になります。
午前の胃カメラ検査の場合、どのような制限がありますか?
前日の午後9時までに、消化の良いもので夕飯をすませたら、その後検査終了までは絶食です。ただし、水分は、薄いお茶、水など透明で糖分を含んでいない飲み物で随時補給してください。
服薬中のお薬で、血糖値を下げる薬は、絶食等の関係で低血糖を起こしやすくなるため、休薬してください。また、ワーファリンやリクシアナなど抗凝固薬、抗血小板薬を服用されている方は、事前の診療や凝固機能の確認などがありますので、まずは外来の予約からお願いしております。
午後の胃カメラ検査の場合、どのような制限がありますか?
検査の8時間前までに食事を済ませ、その後は絶食となります。たとえば15時に検査予約の場合は朝7時までに朝食をすませるようにしてください。ただし、水分は水、または薄いお茶など透明で糖分の入っていない透明な飲み物で補給していただいてかまいません。
常用薬については、糖尿病のお薬は当日休薬となります。また血液をさらさらにするワーファリンやリクシアナといったお薬については、事前の診療や凝固作用の検査が必要になりますので、まずは外来でご予約ください。その他のお薬については朝6時までに服用してください。
胃カメラ検査後に何か制限がありますか?
検査終了後1時間程度、飲食はお控えください。検査が終わって1時間程度で飲食可能になりますが、麻酔の影響などで舌やのどがしびれていることがあり、危険ですので、まずは水などを少量飲んでみて、咳き込んだりしなければその後は随時お召し上がりください。
また、鎮静剤を使用した検査の場合、当日は終日ご自身での自動車、二輪車、自転車等の運転は禁止となります。ご家族にご送迎いただくか、公共交通機関をご利用ください。鎮静剤を使わない検査の場合はご自身での運転への制限はありません。
急激な胃痛などの症状があって、当日の胃カメラ検査を希望しているのですが?
予約枠が空いていれば当日でもご予約していただけます。ただし、胃カメラ検査の場合、最低でも8時間以上は絶食していることが必要です。それ以内にお食事をされた場合、胃カメラ検査はできません。なお胃アニサキス症が疑われる場合は、お食事の状況にもよりますが、できる限りの対応をしておりますので、まずは電話にてご相談ください。
鎮静剤を使った胃カメラ検査はできますか?
当院では、胃カメラ検査、とくに経鼻検査のできないようなケースでは、鎮静剤を使ってうとうとと眠っているような状態の間に検査を完了できる検査方法をお勧めしております。鎮静剤を使った検査を行うと、薬が切れたあと、「え、もう終わったの?」という声をよくお聞きするほど、苦痛のない検査が可能です。また、患者様の身体が必要以上に緊張することがないため、医師も検査をすばやくスムーズに進めることができ、患者様の負担の軽減につながります。また当院では、経口検査の際も極細の最新式スコープを使用しており、その点でも苦痛の少ない検査を可能としております。
胃カメラ検査はどのようなタイミングで受けるのがベストですか?
胃カメラ検査は、胃・十二指腸潰瘍の胃痛や逆流性食道炎の胸やけなど、具体的な症状がある場合に疾患を特定するために受けるケースと、ご自身の上部消化管の健康状態を確かめるために受診するケースがあります。前者の場合、症状が出ている時に外来診療を受診の上、医師が必要性を認めた場合胃カメラ検査を行うことになります。後者の場合は、とくに早期のがんやその前がん病変などを見つけることが目的となります。そのため、具体的な症状があらわれていないうちに、年1回など定期的に受診することが望ましいとされています。
具体的には、一般的にはがんの罹患がだんだん増えてくる40歳を超えたら定期的に胃カメラ検査を受診するようにお勧めしています。またご家族の方に胃がんやその他のがんを発症した方がいる場合は、特に症状が無くても35歳を超えたあたりから定期的に胃カメラ検査を受けることをお勧めしています。
胃カメラ検査の際に必要なものはありますか?
一般的な定期検査で、何か疾患が見つかった場合、その時点で保険診療に切り替わることがありますので、必ず保険証や各種医療証をお持ち下さい。また、お持ちの場合はお薬手帳、当院の診察券もご持参ください。他院からの紹介でご来院された場合は、診療情報提供書(紹介状)、各種検査結果の書類などもお持ち下さい。
胃がんの早期発見のために胃カメラ検査を受診する場合どの程度の頻度がよいでしょうか?
ピロリ菌感染歴、慢性胃炎による胃粘膜の変質、家族歴などから胃がん発症リスクが高いと思われる方の場合年1度程度は胃カメラ検査の受診をお勧めします。その他のケースでは個人的な体調、身体状況など患者様それぞれによって差がありますので、それぞれの方の状態を考慮した上で、医師の方から受診のタイミングを提案させていただきます。
漢方薬を服用していますが、検査日には服薬・休薬などの指示がありますか?
漢方薬でも、休薬をお願いするものもあります。休薬については医師の指示に従い、それ以外のものは午前の検査では朝6時までに服薬をすませてください。午後の検査の場合、朝は通常通り服用して、昼は休薬でご来院ください。
血液をサラサラにする薬を飲んでいても胃カメラ検査は可能でしょうか?
ワーファリン、リクシアナといった抗凝固薬、抗血小板薬等、いわゆる血液をサラサラにする薬を服用している場合、検査自体は可能ですが、処置等について休薬しないとできないケースもあります。まずは必ず外来診療を受診してご相談ください。
胃カメラ検査を以前受けたことがある場合、胃カメラ検査なしでピロリ菌検査は可能ですか?
他院においても半年以内に胃カメラ検査を受けて、その際ピロリ菌感染が疑われる慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍といった診断がある場合、その検査結果をお持ちいただければ、胃カメラ検査を経ず、ピロリ菌感染検査を健康保険適用で受診できます。胃カメラ検査から半年以上経過してしまった場合は、再度胃カメラ検査が必要になりますのでご相談ください。
胃カメラ検査の場合、どのような服装で行けばいいですか?
胃カメラ検査は、とくに特別な服装は必要ありません。ただし、嘔吐反射などの関係で、お召しになったお洋服が唾液等で汚れないよう、タオルをかけさせていただいております。
楽に横たわることのできるゆったりした服装でご来院いただくことをお勧めします。
検査可能な時間と、検査全体にかかる所要時間はどのくらいですか?
当院では、早朝の胃カメラ検査も実施しております。予約開始時刻は月曜から土曜までの朝8時半からとなっております(午後も検査を受け付けております) 胃カメラ検査自体は5~10分程度ですが、事前準備と検査終了後少しの休憩時間、その後の結果説明を含めて、鎮静剤を使わない検査の場合は約1時間、鎮静剤を使った検査の場合はリカバリータイムを含めて約1時間半かかります。
※この所要時間は平均的なもので、患者様の状態、検査中の処置などによって前後します。また、緊急の対応を要する患者様がいらっしゃる場合には、緊急対応優先となりますため、お待たせしてしまう可能性もございます。
経鼻検査と経口検査はどう違うのでしょう?またどちらがお勧めですか?
経鼻検査は鼻からスコープを入れる方法、経口検査は口からスコープを入れる方法です。
経口検査の場合、嘔吐反射の強い舌の付け根をスコープが刺激しますので、のどへの麻酔だけでは、敏感な方は検査中強い吐き気を感じて苦しいことがあります。その点、経鼻検査はスコープが舌の付け根を刺激しませんので、のどの違和感、吐き気などは感じにくいといえます。
ただし、経鼻検査は鼻腔の状態などからスコープを通せないことがあります。また、鼻腔への麻酔としてキシロカインを使用しますので、アレルギーがある場合経鼻検査はできません。
どちらの場合でも、鎮静剤を用いた無痛検査は可能ですが、経鼻検査の場合は鎮静剤無しで、医師と話しながら検査をすすめることができるほど楽な検査です。
患者様の状態によっても異なりますが、当院が目指す予防医学としての内視鏡検査の普及という立場からすれば、鎮静剤を使って行う経口検査がお勧めとなります。すこしでも患者様の苦痛が無くなり、楽に検査を受けていただくことによって内視鏡検査を受ける方が増えることを期待したい点と、経口検査では疑わしい部分の拡大表示などの自由度が高い点、鎮静剤によって患者様の身体がリラックスし余分な力が入らないため、スムーズにスピーディな検査ができる結果、患者様のお身体の負担も低減できることなどによります。
以下に当院の胃カメラ検査の3種類の方法を紹介しておきますので、メリット、デメリットを参考にしながらご希望の方法をお選びください。
1. 経口検査・鎮静剤使用
経口検査で起こりやすい嘔吐反射やのどの違和感を、鎮静剤を使うことで大幅に低減できます。経口検査では疑わしい部分の拡大表示などより精細な検査が可能です。
2. 経口検査・鎮静剤不使用
舌の付け根をスコープが刺激することで、嘔吐反射による吐き気、挿入時ののどの違和感などが強めです。当院では極細のスコープを使用することによって苦痛を最低限に抑えています。
3. 経鼻検査
鼻腔に麻酔をして、鼻からスコープを挿入するため、嘔吐反射やのどの違和感はほとんどありません。そのため鎮静剤を使う必要もまずありません。
ただし、鼻炎がある場合、鼻腔が狭い場合などスコープを通せないこともあり、その場合は経口検査に切り替えることもあります。また、鼻腔への麻酔はキシロカインを使用しますので、アレルギーのある方は経口検査となります。
検査時は子ども連れでも大丈夫ですか?
当院には託児施設がなく、お子様は検査室に入れませんので、検査当日のお子様連れはお控えください。事前・事後の診療や外来診療の場合はお子様連れでも大丈夫です。
大腸カメラについて
健康保険適用で大腸カメラ検査が受けられますか?
下痢・便秘、腹部膨満感、腹痛といった症状がある場合や、治療の経過で検査が必要といった場合なお、医師が必要と判断した時には健康保険適用で大腸カメラ検査を受けることができます。一方、定期的に腸の状態を把握しておきたい、人間ドックの一環として受けたいといった場合には健康保険は適用できず、自由診療となります。
体調によって大腸カメラ検査を受けられないことがありますか?
腹痛、下痢、血便といった強い症状があるときに、原因疾患を特定するために大腸カメラ検査を行うことがあるほどですので、検査を行うことは可能です。ただし、患者様の体調、疑われる疾患などによっては、検査を行えないと判断することもあります。まずは電話にてご相談ください。
大腸カメラ検査はどの程度の費用がかかりますか?
症状がある場合は、健康保険が適用されるため、自己負担額は1~3割となります。人間ドックや定期的な確認の場合は自由診療となります。当院の大腸カメラ検査は以下の3通りの方法があります。それぞれに参考費用を例示しておきます。
1. 院内下剤服用の大腸カメラ検査
2. ご自宅で下剤服用の大腸カメラ検査
健康保険適用の検査 | 1割負担の方 | 3割負担の方 |
---|---|---|
大腸カメラ検査のみ | 約1,700円 | 約5,000円 |
大腸カメラと生検(病理検査) | 約3,000~7,000円 | 約10,000~20,000円 |
大腸ポリープ切除有り | 約7,000~10,000円 | 約20,000~30,000円 |
3. 胃カメラ検査と大腸カメラ検査の同日検査
健康保険適用の検査 | 1割負担の方 | 3割負担の方 |
---|---|---|
胃・大腸カメラ | 約3,200円 | 約9,000円 |
胃の病理検査をした場合 | 約1,500~2,500円 | 約4,000~8,000円 |
大腸の病理検査をした場合 | 約1,300~5,300円 | 約5,000~15,000円 |
胃・大腸ともに病理検査をした場合 | 約2,800~7,800円 | 約9,000~23,000円 |
大腸ポリープ切除有り | 約5,300~8,300円 | 約15,000~25,000円 |
※別途診察料、事前検査の採血費用が必要です。
※胃に症状が無い場合は、胃カメラ検査のみ自由診療となります。
大腸カメラ検査後の制限はどのようなものでしょう?
飲食については、検査のみの場合、ポリープや組織の切除があった場合などによって異なります。医師の説明をよくまもってください。通常検査のみの場合は1時間程度で飲食が可能になります。まずは絶食などの関係で低血糖や脱水を起こしやすいため、水分と糖分を補給するようにしてください。その際、刺激物やアルコールなどは禁止です。
検査中にポリープを切除した場合、1週間程度、食べ物、入浴、運動、移動などに制限がかかります。術後の合併症による出血、穿孔などの危険性がありますので、医師の指示をしっかりとまもってください。詳細は注意事項を記載したリーフレットなどをお渡しします。
検査で鎮静剤を使用した場合は、検査終了後、終日ご自身での自動車、オートバイ、自転車などの運転は禁止となります。公共交通機関をご利用いただくか、ご家族の方の送迎をお願いいたします。
鎮静剤を使った無痛大腸カメラ検査は可能ですか?
当院では、大腸カメラ検査において、鎮静剤を使って眠っているような、リラックスした状態で検査を受けていただける無痛大腸カメラ検査に対応しております。この検査方法では患者様の身体に無駄に力が入ることがなく、長く大きくまがった大腸の内部をスコープがスムーズに移動できるため、結果として患者様への負担も軽減されるためお勧めの方法です。
また、検査用のスコープには最新の極細のものを使用しており、また腸内のヒダやシワを伸ばしてくまなく検査するための気体には身体への吸収が空気より200倍速いという炭酸ガス(CO2)を使用するなど、様々な点で苦痛なく内視鏡検査を受けていただけるよう工夫しております。
大腸カメラ検査を受けたいのですが、どんなタイミングがベストでしょうか?
大腸カメラ検査は早期の大腸がんを確実に発見できる唯一の検査であるばかりではなく、腸内の炎症の程度や範囲、潰瘍の程度などの確認、止血処理や前がん病変である大腸ポリープの切除など、検査、診断、処置、予防までふくめて幅広く有益な検査です。
症状のある方は、随時診療とともに医師の判断で大腸カメラ検査を行いますが、これといった症状がなくても、大腸がんの前がん病変である大腸ポリープの発症が増えてくる40歳になったら、まずは一度検査を受けてください。また、血縁のご家族に大腸がんや大腸ポリープに罹ったことがある方は30歳をすぎたら検査を受け、その後定期的に大腸カメラ検査を続けることをお勧めしています。
大腸カメラ検査を受ける際に必要なものはありますか?
人間ドックなど自由診療の検査でも、なんらかの病変がみつかった場合、健康保険適用になる場合がありますので、健康保険証・各種医療証をお忘れなくお持ちください。また、お薬手帳や当院の診察券(お持ちの方)もご一緒にお持ちください。他院からのご紹介の方は診療情報提供書(紹介状)、各種検査結果のデータなどもお持ち下さい。
ご来院の歳の服装ですが、院内で検査着にお着替えいただきますので、脱ぎ着しやすいお気軽な服装でご来院ください。また替えの下着もお持ちください。
大腸がんの早期発見のためには、大腸カメラ検査をどのくらいの頻度で受けたら良いですか?
大腸がんのリスクは、大腸粘膜の状態、ポリープがあるかどうか、炎症性腸疾患の有無、年齢、遺伝的要素などによって、一人一人大きく異なります。当院では、臨床経験豊富な医師が、初回の大腸カメラ検査の結果を踏まえて、次回の検査のタイミングをお伝えしています。
便秘中や下痢中でも大腸カメラ検査を受けられますか?
便秘や下痢は、何らかの腸疾患から起こっている可能性もあり、一度おはやめに大腸カメラ検査を受診することをお勧めしています。
ただし、極度の便秘の方は、腸管洗浄を安全に行っていただくために、事前に便秘の治療を行ってからの検査となる場合があります。
検査自体にかかる時間と、検査日に病院に拘束される時間はどのぐらいでしょうか?
検査にかかる時間は、患者様それぞれの状態、組織採取やポリープ切除等の処置の有無などによっても異なりますが、検査のみの場合の目安はスコープ挿入から終了までおよそ10~15分とお考えください。
また院内滞在の時間ですが、前処置を院内でするか、胃カメラと同日検査をするかなどによって異なります。当院で行っている検査方法は以下の3つです。
1. 院内で下剤を服用していただくコース(鎮静剤使用)
ご来院から結果説明後、お会計まで約4時間です。
検査の流れは以下の通りです。
1)ご来院 → 2)下剤服用室で服用開始 → 3)便がきれいになりお腹がおちついてから検査着に着替えて検査開始 → 4)検査終了 → 5)リカバリースペースにて休憩 →6)平服に着替えて結果説明 → 7)お会計
※当院では8時半に受け付け開始ですので、その場合終了時間は12時~13時の間ぐらいとなります。
2. ご自宅で下剤を服用していただく場合(鎮静剤使用)
ご来院から結果説明、お会計までおよそ2時間です。
検査の流れは以下の通りです。
1)ご来院 → 2)検査着にお着替え → 3)検査開始 → 4)検査終了 → 5)リカバリースペースにて休憩 → 6)平服に着替えて結果説明 → 7)お会計
※当院の受付開始時間が8時半ですので、最短で10時半ごろのお会計となります。
3. 胃カメラ・大腸カメラ検査を同日に行う場合
ご来院から大腸カメラ検査のご説明、お会計まで約6時間半となります。
検査の流れは以下の通りです。
1)ご来院 → 2)前準備 → 3)胃カメラ検査開始 → 4)胃カメラ検査の最後に十二指腸に下剤注入 → 5)リカバリールームにて休憩 → 6)下剤使用室にて便が完全にきれいになり便意が治まったら検査着に → 7)大腸カメラ検査開始 → 8)リカバリールームにて休憩 → 9)平服に着替えて結果説明 → 10)お会計
※当院の受付開始時間8時半から起算すると15時ごろのお会計となります。
以上、あくまでも標準的な例で、実際にはこの通りの時間とはならない可能性もありますので、あらかじめご承知おきください。
宗教の関係で輸血ができませんが、検査中の大腸ポリープ切除はできますか?
大腸ポリープの切除で輸血が必要になるケースはまずありませんが、万一ということもあり、また手術後の合併症として出血や穿孔が起こる可能性もあります。
そのため、当院では大腸カメラ検査のみ行うことは可能ですが、ポリープが見つかった場合は、入院施設のある医療機関を紹介して切除手術を受けていただくことをお勧めしております。
人間ドックで大腸カメラ検査を受ける場合も、事前診療は必要ですか?
大腸カメラ検査の場合は、事前の準備や休薬等様々な関係から事前診療は欠かすことができません。当院では、人間ドックで大腸カメラ検査をご希望の方には、ご来院による事前診療だけではなく、オンラインでの診療にも対応しております。
大腸カメラ検査では、なぜ事前診療を受ける必要があるのですか?
大腸カメラ検査では、事前の準備として、前日からの食事制限、当日朝の2L程度の腸管洗浄剤(下剤)の服用などがあります。また、大腸ポリープなどが見つかった場合、その場で切除するため、手術の同意書にサインをしていただく必要があります。また検査にともなって日ごろ服用しているお薬の休薬や服用といった制限もあります。これらを十分理解していただき、ご自身で検査および日帰り手術に同意していただく必要がありますので、必ず事前診療を受けていただいております。
骨折のために金属プレートを入れております。そのため手術に制限があると聞きましたが、ポリープの切除は可能ですか?
プレートの入っている部位にもよりますが、基本的にはほとんどの場合でポリープの切除は可能です。ただし、必ずその旨医師にお伝えください。
子ども連れで大腸カメラ検査を受けられますか?
内視鏡検査の場合、当院には託児施設が無く、検査室にはお子様は入室できませんので、お子様連れの検査には対応しておりません。事前診療やその他外来診療などの場合はお子様をお連れいただいても大丈夫です。
大腸カメラの下剤(腸管洗浄剤)について
ひどい下痢になってしまいましたが、腸管洗浄剤は全部飲みきる必要がありますか?
便の状態にもよります。最終的に便が透明で残渣のないきれいな状態になっていれば、洗浄は完了として洗浄剤の服用も中止してかまいません。しかし、便がきれいにならないうちにどうしても下剤を飲めない状態になった場合、お電話にてご相談ください。
事前処置として、便秘を解消するための下剤を服用していますが、トイレが近くなりすぎて困っています。どうしたらよいでしょう。
便秘によって安全に腸管洗浄を行うことができないことを防ぐため、事前に下剤を服用していただいております。十分便が軟らかい状態になっていれば、下剤の服用を中止できる場合もあります。まずはご相談ください。
前日夜の下剤服用はどうしても必要ですか?
前日夜の下剤は、腸管の運動を促進して腸内に留まっている便を出しやすいようにするお薬です。服用することで、当日朝の腸管洗浄を効率的に、安全に行えるようにするお薬ですので、原則的には前夜に服用していただいています。
しかし、以前の検査の際、この下剤を飲んだことでひどい腹痛などの症状があらわれた方は、事前診療の際、医師にお申し出ください。
外来について
胃痛とともに、黒い便が出ますが、どんな検査が必要でしょうか?
黒いタール状の便が出ている場合、胃や十二指腸など、上部消化管からの出血があるケースが多くなっています。緊急に胃カメラ検査が必要になりますので、朝食を抜いて速やかに消化器内科を受診してください。なお、水分は薄いお茶や水など糖分の含まれない透明な飲み物で随時補給してください。
初診なのですが、予約が必要でしょうか?
診療の場合、予約なしでも受診可能です。しかし、ご予約いただければお待ちいただく時間が少なくすみます。なお、胃カメラ・大腸カメラ検査はご予約が必要ですが、胃カメラ検査に関しましては、当日の検査枠に空きがあり、緊急性が高いと認められた場合、8時間以上絶食の状態でいらしていただければ、当日でも受診できる可能性があります。まずはご相談ください。
予約時間に間に合いそうもありません。どのようにしたら良いでしょう?
できるだけ早めにご連絡ください。お早めにキャンセルのご連絡をいただくことにより、後の日程の調整がしやすくなります。直前の場合、後の日程調整が難しくかなり予定が先延ばしになってしまう可能性があります。
中・高校生も胃カメラ検査や大腸カメラ検査ができますか?
当院は成人の方を対象に診療、検査、治療を行っております。18歳未満の方の場合は、小児科、または対応している消化器内科・内視鏡科までご相談ください。
年齢の上限はありますか?
18歳以上であれば、おいくつの方でも大丈夫ですが、ご本人の状態によっては内視鏡検査には対応できない場合もあります。まずはご相談ください。
その他の内視鏡検査Q&A
感染性胃腸炎と診断された場合、出勤制限はありますか?
感染している病原体によって扱いが異なります。感染性胃腸炎の原因となるノロウイルスなどは、特に労働安全衛生法による規定はありませんので、企業によって出勤停止と決められている場合もあります。詳しくは職場の上司の方やお勤めの企業の総務課などにお問い合わせください。
アルコール過敏症なのですが、診療を受けられますか?
注射針を刺す場合など、診療や検査では時にアルコールを使用することがあります。過敏症の方は事前にご相談ください。
クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済は利用できますか?
クレジットカード(VISA、JCB、MASTER CARD)は対応しております。電子マネー、QRコード決済は対応しておりません。
予約に関して
外来受診を希望される方
発熱や咳、のどの痛み、胃痛や腹痛といった急性症状、糖尿病、高血圧症などの生活習慣病、花粉症などのアレルギー、健康上のご相談、引越のための転院など何でもお気軽にご相談ください。ご予約は当院WEBサイト、または電話で承っております。
胃カメラ、大腸カメラを希望される方
- 当院にてすでに内視鏡検査を受けたことがある方や、他院にて内視鏡検査を受けたことがある方は、ご自身のご希望にあわせて、当院の6種類の内視鏡検査の中からお好きなコースをお選びの上、当院WEBまたは電話からご予約ください。
- 初めて内視鏡検査を受ける方、最初に医師と相談してからどの検査を受けるか決めたい方は、まずは外来診療をご予約ください。